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【伝説!?】伝統と革新のフレンチ「ラ・ピラミッド」

皆さんこんにちは!ぷくぷくです😊

今回は日本を飛び出してフレンチの本場「フランス」のレストランをご紹介いたします!

今回ご紹介するレストランは「La Pyramide(ラ・ピラミッド)」ミシュランガイド2つ星のレストランです。

 

 

伝説のレストラン

今回ご紹介する「ラ ピラミッド」はフランス料理を語るうえでは欠かせない、伝説的なレストランと言われています。

レストランの歴史

もともとこのレストランはフランス料理界で多大な影響を与えた名料理人であった

フェルナン・ポワン」がオーナーで、フェルナン・ポワンは1933~1955年に亡くなるまでレストランの三ッ星を維持し続けました。

 

フェルナン・ポワン偉大な料理人と言われるのは、もともとその年代に行われていたフランス料理の常識を覆し、昔ながらの伝統的な技法は守りながらもその土地土地の素材を生かし、より簡素で美しいものをお客様に最適なタイミングで提供する新たなスタイルを確立したからです。

そして、フェルナン・ポワン亡き後のフランス料理界をリードした料理人である「ポール・ボキューズ」や「トロワグロ」なども彼の弟子にあたります。

このようにフェルナン・ポワンはフランス料理界の一つの世代を作り上げたといっても過言ではありません!

 

レストランとしてはフェルナン・ポワン亡き後も、妻である「マダム・ポワン」が夫の味と技術を正確に後継し、従業員たちに伝えていったことで31年間もの間三ッ星を守り続けました。

 

しかしながら、マダム・ポワンが亡くなったことにより星は失われ、レストランは売却・閉鎖という形になりました。

 

その後、1989年に今のオーナーである「アンルリー夫妻」が経営を引き継いだことによって「ラ ピラミッド」は新たなスタートを切ったのです。

1990年にはミシュラン一つ星を獲得し、さらに2年後の1992年には二つ星を獲得しました。

今ではアンルリー夫妻が施設を買い取ったことで二人がオーナーとしてレストランと併設されたホテルを経営しています。

 

このように「ラ ピラミッド」は一度は閉鎖されながらも新たな後継者を迎え伝説的な歴史と復活を果たしたレストランなのです!

どんなところにあるの?

このレストランがあるのはフランス第二の都市「リヨン」から南へ30kmほどの「ヴィエンヌ」という町にあります。

この町は古代ローマ時代に交通の要衝として栄えた町で、いまでも町のいたるところに当時の遺跡や大聖堂などが残っており、観光の地としても有名です。

夏には遺跡を舞台としたジャズフェスティバルも開催され、音楽ファンの間でよく知られています。

ヴィエンヌ (イゼール県) - Wikipedia

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そしてこちらの塔、もちろんこれも古代ローマ時代の遺跡なのですが、この塔がレストラン「ラ ピラミッド」の名前の由来となった遺跡なんです。

この塔はレストランのすぐ横に立っていてある意味レストランの目印でもあります😅

 

それでは早速レストランを見ていきましょう!

レストランを見てみよう!

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こちらがレストランとホテルの入り口です。やはり日本とは異なり、フランスらしい歴史を感じるどっしりとした門構えですね!

内装は外観に比べモダンで落ち着いた雰囲気で、入って右側にレストラン左側にホテルのフロントがありました。

レストランの入り口は真っ黒の大きな自動ドアが構えており、モダンなロビーとは異なりそこだけとても近代的な雰囲気を放っていました。

 

それでは早速、「ラ ピラミッド」のお料理をご紹介いたします!

もちろん、季節やその時期の食材を利用しているため行く時期によりメニューは大きく異なります。

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こちらは前菜の一つ。

日本ではもうなかなか食べられませんが、ほぼ生の状態の牛肉のタルタルワサビのムースを合わせたものです。

牛肉は生ならではの少し弾力のある食感とうまみがあり、そこの和のテイストのワサビがさわやかな風味をプラスしていて、とても上品な味わいながらも奥深くにフランス料理としてのうまみや繊細さを感じるおいしい一品でした。

ちなみにフランスではよく生に近い状態の牛肉のタルタルはよく食べられており、各地の様々なお店でいただけます。

これがまたおいしい🤤  

あ、もちろん自己責任です!!(笑)

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こちらは魚料理。今回は「ルジェ」という日本でいうと「ヒメジ」という魚を使った一皿でした。

ご覧の通り魚の上にはカラフルな粒あられがソースには「ゆず」を使っいました。

魚じたいはジャストの火通りでしっとりふわふわ、そこにあられのサクサクとした食感がアクセントとなり、ゆずの香りとあじわいがうまくマッチしていました。

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肉料理は「ハト」を使った一皿。

日本ではあまりなじみのない鳩ですが、フランスでは頻繁にレストランなどで提供されています。身は小さいながらも味はしっかりとしていて、メインとして他のお肉に引けを取らないおいしさです。

この料理では、鳩の胸肉はローストにして足はコンフィにすることで、二つの違った食感が楽しめます。

また、上からは黒トリュフをふんだんに削ることでトリュフのかおりが広がりますが、この量のトリュフでも鳩の味は負けておらずうまく調和していました。

 💡コンフィとは低温の油脂でじっくりと火を通す調理法です

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こちらはデザートの一つ。

 チョコレートをベースとしたものでライムの風味のケーキのようなものからアイス、ムースなど様々な味と食感が楽しめる素晴らしい一皿でした!

 

ご覧いただいてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、コースを通じて日本のテイストを感じることが多くありました。

しかしながら、かといって日本すぎるわけでもなくベースとしてしっかりとしたフランス料理がある中に、うまい具合にアクセントやサポートとして組み込まれていました。

 

実際にキッチンにも日本人の方が何人か日本から修行に来られていて、そういうところでも日本の知識が生かされているんだなと感じました。

 

伝統と革新のフレンチを

最後までお読みいただきありがとうございました!

「ラ ピラミッド」いかがでしたか?

もちろん、なかなか文字だけでは伝えきれない良さがたくさんあります💦

正直フランスなので簡単にいくことができる場所ではありませんが、機会があればぜひ「伝統と革新のフレンチ」を味わいに行かれてみてはいかがでしょうか?

ホテルも併設されているので宿泊にも便利です!

こちらから「ヴィエンヌ」で検索すると見れますので一度ホテルの様子もご覧ください 

それでは!以上ぷくぷくでした😁