自家製紅茶を作ってみよう!
皆さんこんにちは!ぷくぷくです😊
今回は昨日に引き続き、お茶に関してのお話になります!
前回はこちら
今回はお家で作れる自家製紅茶のつくり方をご紹介🍵
自分で作った紅茶は格別なおいしさです!ぜひごらんください😁
意外と知らない?紅茶の世界
皆さんの中でほとんどの方が紅茶を飲んだことありますよね?
では、紅茶のことどれくらいご存知ですか?
まずは紅茶について少し見ていきましょう!
紅茶って何??
そもそも紅茶とか緑茶とか言いますが、もともとはすべて同じツバキ科の常緑樹で、学名は「カメリアシネンシス」という木の葉っぱを使用しています。
では、なぜ色も香りも味も異なるかというとそれぞれのお茶ごとの製造方法が異なるからなんです。
製造方法の何が違うかといいますと、「緑茶」「紅茶」「烏龍茶」ではすべて発酵の具合が異なるということです。
図のように普段飲んでいる緑茶は製造段階で発酵させずに作り、対して紅茶は製造段階でお茶の葉自体が持っている酵母によって完全に発酵させます。
紅茶は摘み取った後の葉を温風を使って萎れさせ、機械を使って揉みこんでいきます。
揉みこむことで葉が傷つき中の酵素が酸素に触れることで「酸化発酵」が進み葉の色が緑から茶色がかった色に変化します。
その後温度20~25℃湿度90%ほどの部屋で2~4時間ほど発酵させることで、紅茶ならではの甘い香りを放ちます。
発酵が終わると100℃近い温度で乾燥させ発酵を止めます。このような作業を得て紅茶が出来上がるんです!
烏龍茶は紅茶のように酵母で発酵させますが、発酵が半分まで来たら熱を加えて発酵を止めます。
つまり烏龍茶をさらに発酵させることで紅茶になるというわけです!
ちなみに熱を加えて酵母の働きを止める作業を「殺青(さっせい)」と呼びます。
そしてプーアル茶のようなお茶は後発酵茶と呼ばれ、お茶の酵母とは別に乳酸菌などの微生物を使って発酵します。イメージとしてはお茶の葉の漬物のようなイメージです。
紅茶の産地と品種
緑茶と紅茶は同じ植物ですが、緑茶にも品種があるように紅茶には紅茶用の品種があるんです。今回は代表的な品種と産地をご紹介いたします!
インド
インドは紅茶の生産量・消費量ともに世界1位を誇る紅茶大国なんです!
インドでは19世紀前半から紅茶に栽培が始まったとされており、主な品種として
「ダージリン」と「アッサム」が栽培されています。「ダージリン」はインドのヒマラヤ山麓の標高500~2000メートルに位置するところで作られており、生産量自体は少ないが香りがよく、紅茶の中では最も高価で取引され世界三大紅茶の一つです。
収穫の時期によって味が異なるのも特徴です。
ファーストフラッシュ(3月中旬~4月)
この時期に収穫されるものをファーストフラッシュと呼び、発酵は浅いため葉っぱ自体は比較的緑に近く、紅茶を淹れた時の色「水色(すいしょく)」は淡い色が特徴で、フレッシュな甘い香りがします。
セカンドフラッシュ(5月~7月上旬)
セカンドフラッシュはファーストフラッシュに比べて、葉の色は赤褐色に近づき水色は淡いオレンジ色になります。
「マスカテルフレーバー」と言われる果実香があり、甘さとコクを感じ1年間の中で最も良い品質とされています。
「アッサム」はインドのアッサム地方という世界最大の紅茶産地で栽培され、水色は濃い赤褐色で芳醇な甘い香りと濃厚な味わいが特徴です。
ミルクティーなどに向いています。
スリランカ
インドの南東に位置する島国で「セイロンティー」が有名です。
この「セイロン」は品種ではなくスリランカの紅茶の総称でスリランカの旧国名の名前から来ているんですよ😉
そんな「セイロンティー」には主に「ディンブラ」と「ウバ」の二種類があります。
「ティンブラ」は明るく鮮やかな紅色で優雅な香りと適度な渋みがある特徴です。
「ウバ」はウバフレーバという特有の爽快な香りがあり、比較的強い渋みの力強い味わいが特徴です。この「ウバ」も世界三大紅茶の一つです。
中国
中国はお茶の発祥の地で、お茶の総生産量は世界一ですがほとんどは緑茶で紅茶自体は世界5位ほどです。
「キーマン」と呼ばれる品種が主に栽培されていて、水色は明るく澄んだ橙黄色で香りはスモーキな香りが特徴です。この紅茶も世界三大紅茶の一つです。
ケニア
最近になって政治的・経済的に安定してきたために、近代化が進み生産量が飛躍的に伸びました。
今ではインドに次いで紅茶の生産量は第二位になり、アフリカでは第一位を保っています。
紅茶で健康に!
紅茶には様々な効能があるんです!
紅茶ポリフェノール
紅茶には「紅茶ポリフェノール」と呼ばれる成分があり、このポリフェノールは心疾患や脳疾患などの生活習慣病の予防や、コレステロールの上昇を抑えダイエット効果もあります。
また、強い抗酸化作用で「インフルエンザ」や「O157」にも効果があるといわれています!
💡「O157」についてはこちらをご覧ください
カフェイン
カフェインと聞くと「コーヒー」をイメージする方が多いと思いますが、じつは紅茶のほうがカフェインが多く含まれているんです!
カフェインには疲労回復効果や脂肪燃焼、消化促進などの効果があり、こちらもダイエット効果があります。
死亡率低下!?
アメリカの研究機関が5万人を対象に調査した結果、紅茶の摂取量が多い人ほど呼吸器関連や心臓関連の病気での死亡率が5~18%下がったという報告もあるんです!
このように紅茶には様々なメリットがあることがわかりましたね😆
紅茶についてよくわかったところでそろそろ「自家製紅茶」のつくり方へとまいりましょう!!
紅茶を作ろう!
それでは早速紅茶のつくり方を見ていきましょう。
材料
- 生の茶葉・・・必要量
- オーブン
- ボウル
- 皿
💡茶葉は普通の緑茶用で大丈夫です!
作り方
①お茶の葉をお皿やバットなどに広げて一日程度、風通しの良い日陰においておき水分を抜きましょう。
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💡このように軽く萎れればOKです。しっかりと広げましょう。
②次は揉む工程です。水分を抜いたお茶の葉を手のひらでこすり合わせるように揉みます。時々ほぐしながら30分~1時間程度揉みましょう。
体力かいるので休憩しながらでも大丈夫ですが、乾燥には気を付けましょう。
しっかりともめていると手にくっつくくらいべたべたしてきて、いろもほんの少し茶色っぽくなります。
💡この工程が重要なので根気よく頑張りましょう
③いよいよ発酵の工程です。揉んだ茶ばをボウルに入れ、乾燥しないようボウルの上に濡らしたキッチンペーパーをかぶせラップをしましょう。この時にキッチンペーパーはお茶の葉には触れないようにしてください。
鍋に40℃くらいの湯を張りその上に先ほどのボウルをのせ3~4時間ほど発酵させましょう。たまに中身を混ぜるのと、お湯が冷めたらまた温めてください。
💡この時にまっ茶色になるまでやるのは過発酵なので少し緑が残る程度にしましょう
発酵後はこのような色です。
④次は乾燥と発酵をとめる作業です。やり方は簡単で、120℃に予熱したオーブンに広げた茶葉をいれ10分加熱しましょう。
💡焦げないよう気を付けましょう
⑤あとはオーブンから取り出し1晩日陰で乾燥させれば完成です。
普通の紅茶のと同じくティーポットで淹れましょう!
味はしっかりと紅茶の味になっていて紅茶ならではの甘い香りとコクのある味わいが楽しめます!
すてきな紅茶ライフを!
最後までお読みいただきありがとうございました!
紅茶の世界いかがでしたか?意外と身近なようで知らないことがたくさんですよね😅
是非皆さんも「自家製紅茶」を作ってみてくださいね!
すてきな紅茶ライフをお過ごし下さい👍
以上ぷくぷくでした!